2月に提供いただいたデータを用いた全データ比較です。グラフがメインの記事になります。
はじめに
当サイトでは、より快適にVRChatをプレイするために、fpsやCPU、GPU負荷についての情報を収集し、分析した記事を提供しています。これまでの記事は構成が近い環境を比較した記事を記載していましたが、この記事では2月に収集した全データを比較します。
VRChatプレイ中の平均fps
平均fpsが高い順に並べたグラフです。当たり前っちゃ当たり前ですが、パーツの世代とグレードが上がるほど、fpsが出ている傾向にあります。ただ、RTX3070の環境がRTX3060の環境よりもfpsがでていません。CPUの世代が古いこともありますが、RTX3070のVRAMの少なさが影響していそうです。
CPU+GPUの合計販売価格(2023年3月8日時点)
現在の相場でCPUとGPUを購入したときの金額を合計し、先ほどのfpsのグラフと同じ並べ順で並べたグラフです。3700Xは2世代ほど古いモデルで、今から新品で買うことはないと思いますので、中古相場をもとに計算しています。それ以外の製品は価格..com の最安値をもとに計算しています。
ハイエンド構成の製品はぶっちぎりで値段が高いですね。それに対して、Corei3-12100 + RTX3060の構成は他と比べても非常に安価で、ハイエンドクラスのPCの1/5 ほどの金額で購入できます。
1fps当たりのコスト
上記二つのグラフの数字をもとに、グラフ②の金額をグラフ①のfpsで割ることで、1fpsあたりのコストを算出したグラフです。
安価な構成のほうが1fps 当たりのコストが低いです。安ければ安い構成ほど1fpsあたりのコストが下がります。興味深いのが、Ryzen 7 5800X3D +Radeon RX6800 の構成が性能の割にコストが少なくコストパフォーマンスがいいことがわかります。RadeonのVRAMの多さと5800X3D のキャッシュの多さが効いていると思われますね。
まとめ
上記のグラフから下記の傾向が読み取れました。
- グレードと世代を上げるほどfpsは良くなる
- グレードを上げるほどコスパは悪くなる
- 世代が新しいほうが1fps あたりのコスパは良くなる
また、Ryzen7 5800X3D + Radeon RX6800 の構成のコストパフォーマンスの良さが目立ちました。まだまだデータ量が少ないので、この構成が最もコスパがいいかは判断がつきませんので、引き続き皆様からのデータのご提供をお待ちしています。
データ大募集!!!
データの提供は下記の方法でfps VR をインストール後、生成されるファイルをGoogle フォームから提出いただく流れになります。
【ファイル提出フォーム(Googleフォーム)】
フォームはGoogle アカウントでのログインが求められますが、Googleアカウント関連の情報は収集しません。フォームにファイル提出機能をつける場合、Googleフォームの仕様でログイン必須となっています。あらかじめご了承ください。
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