RTX4090買っちゃた!レビューします!
今回の購入物
ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO White Edition
グラボの選定理由
このグラボを選んだ理由は4つあります。
- デザイン
- 価格
- 延長保証(Zotac Care)
- AMPシリーズの評判
デザイン
これは完全に好みの問題ですが、このデザインが筆者の好みでした。どこのメーカーであろうとRTX4090のグラボは非常に大きいです。PCケースの外から見た時にグラボは非常に目立つ存在になるので、デザインは妥協できませんでした。写真では伝わりにくいかもですが、非常に大きいです。
価格
Zotac | ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO White Edition | \283,000 |
Palit | GeForce RTX 4090 GameRock 24GB | \268,000 |
ASUS | ROG-STRIX-RTX4090-O24G-WHITE | \358,000 |
比較対象として、2023年3月24日時点の価格を表にしました。Palitと ASUSの価格は下記価格.com の価格です。RTX4090のグラボの中でも最も安いのはPalitで、価格は¥268,000です。一方、現時点で販売されているRTX4090系のグラボの中で、最も高額なのはASUSのグラボで、価格は\358,000です。ですので、Zotacのグラボは、比較的安価な部類に入るのではないでしょうか。
保証
Zotacには Zotac Care というサービスがあります。Zotac Careは、Zotacが提供する製品サポートサービスで有償にて延長保証サービスを受けることができるサービスです。グラボは非常に高額な製品であるにもかかわらず製品保証が1年のみのメーカーが多いです。Zotacも通常のメーカー保証は1年ですが、このZotac Care に加入することで最大3年間の保証が受けれるようになります。なお、Zotacの保証は水冷化の改造をしても元に戻せば保証が効くという数少ないメーカーです。保証の安心感は他のメーカーよりも高いのではないでしょうか。詳細は下記を参照ください。
AMPシリーズの評判
Zotacのグラボには AMP というシリーズがあり、このシリーズの評判はPCに詳しいマニアな友人の中でも悪くありませんでした。実際購入から2週間ほど経過しましたが、不快なコイル鳴きもなく安定して稼働しています。
VRChat を動かすと?
fps (※詳細は別記事で後日レポートします)
測定データが十分にそろっていないので、fpsの詳細については後日別記事でより詳細にレポートします。この記事では現時点でわかってる概要に触れておきます。
アンチエイリアス x8 の設定でも平均fps70
VRChat のグラフィック設定でアンチエイリアスの項目がありますが、この項目をx8にすると非常に負荷が高くなります。RTX4090購入後ずっとアンチエイリアスをx8の設定で遊んでいましたが、平均fpsは70fpsでした。
軽いワールド+フレンド10人程で fps90維持
ギミックやオブジェクトが少ないワールドにフレンドさんが10人ほど集まった状況では fps 90を維持していました。※アンチエイリアス設定 x4 / VirtualDesktop (GodLike) / Steam SS 100%
Tips:RTX4090の性能ってどんなもん?
ハイエンドグラボの理論性能値は下記の通り。
RTX4090 | 82.58TFLOPS |
RTX4080 | 48.74 TFLOPS |
RTX3090 | 35.58TFLOPS |
RTX3080 | 29.77 TFLOPS |
理論性能の比較にはなりますが、RTX3090の2.3倍というすさまじい性能があります。
消費電力と電気代
RTX4090 は 発売前に消費電力が600Wという噂もあったため、非常に電気代が高くなる。。。と思ってる方は多いと思いますが、実はそれほど高くありません。
下記のグラフはVRChat プレイ中のGPUの消費電力と温度をZabbix というツールで測定した結果です。
私の購入したRTX4090 は最大消費電力は450Wですが、VRChat プレイ中もグラボがフルパワーで動く場面が意外と限られています。例えば上記のグラフを表示してる日の消費電力は最大でも265.27W でした。なお、ほかの日の場合も同程度でした。RTX3060の場合は最大でも170W程度の消費電力であったため、消費電力の差は100W程です。
仮にグラボの電気代が300W だと仮定して、毎週3時間 *30日 VRChat を動かしたとしても27 kWhです。これを東京電力のスタンダードSプランの電気量料金 (1kWh:30円60銭)で試算するとグラボ単体の電気代は 826円です。1月826円ということであれば、ちょっとしたサブスクぐらいの料金にはなります。これを高いとみるか安いとみるかは人次第だと思いますが暖房器具の電気代に比べたらそれほど高い電気代とは言えないのではないでしょうか。
プレイ時間 | RTX4090電気代 |
3時間*30日 | \826 |
6時間*30日 | \1,652 |
※東京電力の料金は下記を参照しています。
暖房器具としての性能
6帖の部屋は温度が2~3度上がった
VRChatプレイ時の温度計で計測した温度のグラフです。室温を測っている温度計と、グラボのブラケットからの風が当たる場所に貼り付けた二つの温度計で計測しました。
6帖の部屋でVRChat をすると20度ほどだった部屋の温度が22.9℃まであがりました。ブラケット排熱は最大で34.6℃まであがりました。排熱に手をかざすと明らかに熱いのがわかる温度ですが、かじかんだ手を温めるにはちょっと物足りないぐらいです。
ちょっとした暖房器具にはなりますが、これだけで厳しい冬を越すのは厳しい印象です。
ワールドのライトベイク時間
筆者が公開しているホームワールドをライトベイクしてみました。比較としてRTX3060 でも同じベイクを行いました。Lightmapper は Progeressive GPU です。
グラボ | ワールドベイク時間 |
RTX4090 | 2分1秒 |
RTX3060 | 6分45秒 |
ベイクに要した時間は三分の一になりました。かなりの時間短縮ができるようです。
まとめ 高すぎるが文句なしに一級品
高すぎる買い物ではありましたが、余裕がある性能とZotac Careの保証で長く使えるグラボになってくれそうです。VRChat中の詳細なfpsの測定結果は別途記事にする予定ですので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
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