2週間ぶりの更新です!測定結果のデータをいただきましたので記事にします!
動作環境
PC | Windows10 Pro |
CPU | Ryzen9 7950X3D |
GPU | RTX4090 |
メモリ | 64GB |
HMD | Quest2 |
HMD⇔PCの接続方法 | Virtaul Desktop |
片目当たり解像度 | 2688x2784 |
VirtualDesktop Quality | Ultra |
VirtualDesktop fps | 120 |
VirtualDesktop bitrate | 150Mbps |
SteamVR SS設定 | 100% |
VRChat Graphics Quality | Ultra |
VRChat MSAA(Multisample Antialiasing) | x4 |
今回は上記構成のPCで遊んでいる Noel_Kannag さんにデータをいただきました。ありがとうございます! ※4月22日 fps の記載誤りを修正 90⇒120
測定方法
fpsの数値はfpsVRを用いて測定します。自動的に保存される記録を使います。詳細は下記の記事で解説している方法です。
測定結果
平均fps
今回いただいた測定データは ログイン18回、合計プレイ時間37時間です。全体を通してのfpsは93.98 とかなり高い水準ですが、ログインセッションごとにfpsのばらつきも大きく、これ以上ない最上級構成のPCでも、fpsが落ち込む場面があることがわかります。
Frame Time
ログインセッションごとの、GPUとCPUの Frame Time の中央値を表したグラフです。左から順に平均fpsが低い順にならんでいます。120Hz を維持するには、8.3 ms以下のFrame Time を維持する必要がありますが、その8.3 ms を 中央値が超えてるセッションが多々あります。
Frame Time の中央値が8.3 ms を超えたのは、18回のセッションのうちGPUは 8回なのに対してCPUは 1回のみです。またグラフをみていると全体的にCPUのFrame Time 中央値はGPUのFrame Time と比べて低い水準を保ってることがわかります。Noel_Kannagiさんの設定と遊び方の場合、RTX4090でも若干GPUがボトルネックになっているようですね。ただ、90Hz を維持するのに必要な Frame Time (11.1 ms)を超えている中央値はありませんので、fpsの上限90Hzの前提であればRTX4090は大きなボトルネックにもならないと思われます。
他データとの比較
過去にほかのユーザーさんからいただいた平均fpsのデータとの比較棒グラフです。今回のNoel_Kannag さんにいただいたデータはオレンジ色の棒です。人によって遊び方や設定が全く異なるため、厳密な比較にはならないことは心にとめたうえで見ていただきたいのですが、Corei9-13900K のAQUARIONさんの構成と比較すると平均fps の差は1以下でほとんど差がないようです。おなじくRyzen9 7950X3D かつRTX3090のKotoriさんが平均fps110とぶっちぎりで高いfpsを発揮していますが、アンチエイリアス等のパフォーマンスに大きく影響を与える設定は同じですのでおそらく遊び方の違いによる影響と思われます。
なお、Corei9-13900K と Ryzen9 7950X3D の両方を持っている方からのデータ提供をいただける予定ですので、CPUの頂上決戦的な比較なそのデータで行う予定です。楽しみですね。
まとめ やっぱり上を見だすとキリがないVRChatのPC構成
Ryzen9 7950X3D+RTX4090 という現時点の最強構成でのデータをいただきましたが、7950X3Dがかなり優秀ゆえにRTX4090が若干足を引っ張ってることがわかる結果でした。RTX4090以上の市販グラボは現状存在しないにもかかわらずです。やはりVRChatは上を見だすとキリがないですね。。。普通に遊ぶだけであれば、Corei5+RTX3060ぐらいのPCがあれば十分だと個人的には思うのですが、「より高画質に遊びたい!!」とか、「より滑らかな推しフレンドをみたい」とか、欲がでるとキリがないですね。
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