14コア20スレッドの最新Corei5での測定結果をいただきました!
動作環境
PC | Windows10 Home |
CPU | Corei5 13500 |
GPU | Radeon RX 6800 |
メモリ | 32GB |
HMD | Pico 4 |
HMD⇔PCの接続方法 | Virtual Desktop |
片目当たり解像度 | 2736x2736 |
HMD fps | 90 |
SteamVR SS設定 | 100% |
VRChat Graphics Quality | Ultra |
VRChat MSAA(Multisample Antialiasing) | x4 |
今回は上記構成のPCで遊んでいる れにお® さんにデータをいただきました。ありがとうございます! 6月24日現在、Corei5-13500 は ¥35,000で手に入りますが、Ryzen 5800X3Dもほぼ同じ価格で購入できます。そのため、VRChat用途だと特にお勧めされることが多い5800X3D がライバルになると思いますが、13500が実際のところVRChat用途でどれほどのパフォーマンスをだせるCPUか見ていきましょう。
測定方法
fpsの数値はfpsVRを用いて測定します。自動的に保存される記録を使います。詳細は下記の記事で解説している方法です。
測定結果
平均fps
今回いただいた測定データは ログイン7回、合計プレイ時間37時間です。全体を通しての平均fpsは71.34 fps です。1セッションのみ平均fpsが36 まで落ち込んでいるセッションがありますが、それ以外は安定して高いfpsを維持ししています。通常の遊び方では高い水準で性能を発揮できるようですね。
Frame Time
ログインセッションごとの、GPUとCPUの Frame Time の中央値を表したグラフです。左から順に平均fpsが低い順にならんでいます。全体的にみるとGPUがボトルネックになってそうですので、RX6800との組み合わせだと、GPUのほうがボトルネックになりがちのようですね。
他データとの比較
過去にほかのユーザーさんからいただいた平均fpsのデータとの比較棒グラフです。今回れにお®さんにいただいたデータはオレンジ色の棒です。人によって遊び方や設定が全く異なるため、厳密な比較にはならないことは心にとめたうえで見てください。
れにお🄬さんは以前5800X3Dを使っており、その際の平均fpsが73.21 でした。今回の13500のfpsが71.31 なので5800X3Dと比較すると平均fpsは大差ありませんね。あくまで今回みているデータは平均fpsですし条件も全く違いますが、おおよそ同じぐらいのパフォーマンスを発揮すると思っていいかもしれません。
また、CPUのグレードが上がるほど平均fpsがあがっていますが、大きく差が出ていません。Corei7-13700K やCorei5-12600K など1グレード上のCPUや1世代古いCPUの環境の平均fpsの差は1程度です。使っているGPUが異なるにもかかわらず、平均fpsの値に大きく差がないことから、一定以上の性能のGPUがあればCPUの性能差による影響はあまり大きくないのかもしれません。
これから新しくPCを買う人にはお勧めできるCPU
13500 は 5800X3D とも大きな性能差はなさそうです。13500と5800X3D が同等の性能であると断定するにはエビデンス不足ですので、Ryzen 5800X3D と比べて必ずしも13500がお勧めとは言えません。しかし、シングルスレッド性能、マルチスレッド性能など、CPU単体の性能ベンチマークで比較できる部分は13500のほうが20~25%ほど性能が高いため(下記URL参照)、UnityやBlender、Photoshopなどの一般的なソフトでのパフォーマンスは良いはずです。もう1ランク下のCorei5-13400は価格差が数千円程度でCPUコア数が4つも異なり性能差が大きいうえ、逆に1ランクアップしたCorei5-13600K だと価格が1万円近く高くなります。価格と性能のバランスの良さに加えて、5800X3Dとも大きく差のない性能を考慮するとかなりよい選択肢ではないでしょうか。
CPU性能参考性能URL
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